【心理学-カリギュラ効果】~しろと命令すると、人は逆にしたくなくなる

「このこと、絶対言わないでね?」こういわれると、余計に言いたくなっちゃいませんか?

実はこれ、言いたくなってしまうのは、あなたの性格が悪いわけではありません。

ある効果が働き、言いたくなってしまう自然な心理なのです。

今回はこの不思議な心理効果、カリギュラ効果についてお話します。

 

カリギュラ効果とは?

カリギュラ効果の由来は、ローマ帝国を舞台にした「カリギュラ」という実際に存在する映画からきています。

しかし、この映画の内容はあまりにも過激で、一部の地域では上映が禁止されてしまったのです。

すると、上映禁止になったことで、逆に市民の興味をひいてしまい、注目を集め始めました。

結果、映画館にはお客さんが殺到するほどだったそうです。

 

人は禁止されると、逆に見たくなってしまうのです。

このことを、心理学で「カリギュラ効果」と言います。

 

人は自由でいたい生き物

人は何事も自分で選択して、行動に移すのが通常です。

その材料は、感情だったり、突発的なものだったりするのですが、自分で自由に選択して生きていくものです。

しかし、その自由を奪われてしまうと、ストレスを感じます。

そのストレスから自由になりたいと考えるのです。

つまり、何かによって圧力を感じると、それに反発したくなってしまうということです。

 

日常生活の中でも溢れている

このカリギュラ効果は意図的に作り出せるものでもありますが、小さなころから日常的に起こっています。

たとえば、子どもの頃に「それ触っちゃダメ」と言われると、余計に触りたくなり、結局触って怒られたり、「まだ食べちゃダメだよ」と言われてつまみ食いしちゃったという経験のある方も多いはずです。

 

このようにダメだと規制したり、行動を抑制されたりすると、このカリギュラ効果によって、余計にそうしたくなってしまう心理が働いてしまいます。

最近では、ネット動画などのタイトルに「心臓が弱い人は見ないでください」や「閲覧注意!」など、このカリギュラ効果を利用した誘導がたくさんあります。

雑誌の中の袋とじも分りやすいですね。

まるで見てはいけないもののように封が閉じてあり、開けたいという気持ちにさせます。

 

自分でもわからないうちに、この心理効果を使っているのであれば、注意が必要です。

 

規制すればするほど、気になってしまう

この効果を知っていれば、自分で使ってみたり、防ぐこともできますね。

 

ある女優さんが旦那さんの浮気についてこう言っていました。

「浮気するなと言えば言うほどするものなのよ。どうぞ好きにしてくださいと言えば意外としないものよ。」

本当に好きなようにやってしまう旦那さんは除いて、カリギュラ効果によって、浮気する可能性は若干低くなる可能性も無きにしも非ずでしょうか。

 

ダイエット中の人は、あまり自分に対して「食べちゃダメ食べちゃダメ」と思うと、余計に食べたくなる心理が働いてしまうので、「食べてもいいかな」とほどよく規制することが実は、よかったりもします。

 

秘密の話をしたい時も、「この話、他の人には言わないでね」なんて言うのは絶対にダメです。

あなたにしか言ってない、あなただから言うんだけどと言った方が、よっぽど秘密を守ってくれる可能性が高いです。

 

子供の教育を失敗させる原因にもなる

お子さんがいる親後さんが使いがちな、「勉強しろ」「ゲームするな」「くだらないことを言うな」などの言葉があるとしましょう。

子供の為と思って言ったとしても、これも当然全くの逆効果です。

特に子供から嫌われているのであれば、尚更です。

人は感情で動く生き物ですから、嫌いな人から、「〇〇しろ」と言われれば、悪い意味で鬼に金棒です。

この場合は将来、「勉強をしなくなり、ゲーム漬けになり、全くしゃべらなくなる」可能性の方が格段に高いといえるでしょう。

 

何かを無理やりやらせる「強制」という方法も、それでは本人は全く楽しめませんし、ストレスでしかありません。

嫌々やっている状況は、言ってしまえば脳が拒否反応を起こしている状態です。

そんな状態続けさせても、吸収率は当然良くありません。

 

効率よく何かを学ばせたいのであれば、「やらせる」のではなく、自分から「やりたいからやる」という状況を作ることが何より大切なのです。

今の日本には、これが出来ていない親が数多くいます。

 

子供に「勉強をしろ」と言う前に、まず教育について勉強しなければならないのは、あなたかもしれませんね。

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