【心理学-セルフハンディキャップ】人は自分を守るために、わざと不利な状況を作ることがある

いつだって、自分のことが好きな自分でいられることが理想的ですよね。

普段生活している中で、自分を守るために、言い訳をしてしまうこともあるでしょう。

また、あとから考えたら、どうしてあんな言い訳をしてしまったのだろうと思ってしまうこともあります。

しかし、今回お話するのは、人は自分が気づかないうちに、自分を守っているというお話です。

なぜ人は無意識のうちに自分を守ってしまうのでしょうか?

 

実はそこには、セルフハンディキャップという心理が働いているのです。

 

さっそく見ていきましょう。

 

セルフハンディキャップとは?

心理学のある実験にこんなものがありました。

 

まず、AグループとBグループに分け、Aグループには簡単なテスト問題を解いてもらい、Bグループには難しい問題を解いてもらいました。

当然のことながらAグループの正解率は高く、Bグループは正解率が低いという結果でした。

そして、「ある薬の効果を測りたいので、その薬を飲んでまたテストに挑んでください」という内容を伝え、それぞれのグループに好きなほうの薬を選んで飲んでもらいました。

1つは能力を高める薬、もう1つは能力を抑える薬です。

もちろん、それは両方とも効力などなく、ただの水です。

結果は、正解率の高かったAグループのほとんどが能力を高める薬を飲み、Bグループのほとんどの人が、能力を抑える薬を飲んだのです

 

少し意外な結果と感じませんでしたか?

 

冷静に考えれば、正解率が低い結果がわかった場合、能力を高める方の薬を選びそうなものですよね。

しかし、彼らはすでに一度、意図的に自分の結果に傷つけられているのです。

そのため、もう傷つきたくないという心理が働きます。

このように、失敗したときに言い訳ができるように、自分に不利な行動をとることをセルフハンディキャップといいます。

 

自分を守るための心理

明日にテストを控えているとしましょう。

テストのために勉強をしなくてはなりません。 しかし、部屋の汚さが気になって掃除を始めたり、マンガを読み始めたりした経験はありませんか?

これもセルフハンディキャッピングといえます。

もしテストの点数が悪かった場合「あの時、ちゃんと勉強しなかったから点数が悪かったんだ」と言い訳を自ら作ったことになります。

また点数が良かった場合でも、「自分もなかなかやるな」と思え、結局どちらになっても自分のプライドが傷つかずに済むような状況を作り出しているのです。

徹夜で勉強するのもセルフハンディキャッピングの一つです。

うまくいかなかったときに、やっぱり徹夜で勉強したから、あまり頭に入っていなかったと、言い訳をつけることができますよね。

 

日常生活の中で、人は皆、自分の心を守るために、無意識のうちにこうした心理が働いているのです。

未来の自分への小さな配慮なのかもしれませんね。

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